当たり前だけれど、器は割れることがある。割れた瞬間の気持ちはもう悲しくて仕方ないけれど、簡易金継ぎの手法を取得していれば、幾分か悲しさは少なく済みます。そこから生まれる新たな器の表情。 今年の4月と5月に開催した簡易金継ぎの教室。金継師の黒須ゆうかさんをお迎えして基本的な簡易金継ぎの手法を細かく丁寧に学ばせていただきました。楽しくて仕方のない時間となり、割れ方によっても違うその方法は、まだまだ学びが必要そうです。参加された皆様は、本当に様々な器を持ってこられて自分が持ってきた器のみならず、他の方が修復している様を見ることにより学びも多く得ることができました。前回参加いただけなかった皆さまへ、再び簡易金継ぎの入門編をご用意致します。あきらめかけていた器をお持ちでしたら是非、お持ちください。こんなに魅力的な世界があるなんて、驚きと共にうれしくなります。そしてそれは新たな器との対話のはじまりです。この機会をお見逃しなく。

開催日程（全2回）  どちらかのクラスをご選択ください。
【class1】　1回目 9月23日（木）、2回目 10月14日（木） どちらも14：00～16：30　 
【class2】　1回目 9月25日（土）、2回目 10月16日（土） どちらも10：30～13：00 
※満席となりました。

持ち物
修復する陶磁器（3個程度）、エプロン、カッターナイフ、2回目はお持ち帰り用の箱またはしっかりとした紙袋

参加費
8,500円（税抜/全2回分/材料費込み）  

講師　黒須 ゆうか（金継師）
京都市産業技術研究所の漆工コースを修了。 本来の伝統的な金継ぎと、 合成うるしを使用した簡易金継ぎの両方を行う。