何度も何度もその美味しさを味わいたくて
その感覚を感じたくて
冷たさと美味しさを記憶に残しながら
少し焦りながら食べ進める
じっくり食べていたら溶けてしまうから
繊細に削り出した氷と甘く魅惑的な蜜の重なりをそっと口に運んだ瞬間消えてしまう「かき氷」。
はじまりは平安時代に清少納言により執筆された『枕草子』に出てくる「削り氷(けずりひ)」が最初と言われており、冷凍庫のなかった当時、氷は貴重品で貴族しか口にできないものでした。枕草子の「あてなるもの(上品なもの、良いもの)」の中に、「削り氷に甘葛(あまずら)入れて、あたらしき鋺に入れたる」とあり、訳すと「削った氷に甘葛(あまかづら。蔦の樹液を煎じた汁のことで、はちみつに似たような甘味料)をかけて、真新しい金属製のお椀に入れる」となります。
夏に一度は食べておきたいもの。それも、とびきりのものを。
昨年、幻だったのではないかと思うほどに、魅惑的なかき氷を私たちに食べさせてくださった萌菓の西尾萌美さんとDERBÄRの熊倉真次さんをお迎えして、今年も氷と菓の会を開催いたします。
この日にしか食べられない、特別なものを。
いつまでも忘れられないかき氷をみなさまへ。
場所は翠門亭にてお待ちしております。
北条 満李子
開催日程
8月6日(土) 11:00〜 / 12:30〜 / 14:00〜 / 15:30〜 / 17:00〜
8月7日(日) 11:00〜 / 12:30〜 / 14:00〜 / 15:30〜 / 17:00〜
開催場所
翠門亭 | 〒630-8301 奈良県奈良市高畑町775(地図)
※HJ GALLERYではございませんのでご注意くださいませ。
参加費
おひとり 4,500円(税込)
【すべて満席となりました】ご予約開始:7月27日(水) 12:00~
※ご予約開始時間になりましたら、下記ご予約ページよりご予約が可能になります。
※ご予約の際に、前払い(クレジットカード支払い)をお願いしております。
決済完了とともに、ご予約確定となります。
※ご不明な点などございましたら、事前にHJ GALLERYまでお問い合わせくださいませ。
西尾 萌美 (萌菓 houka)
大学卒業後、企業勤務を経て渡仏し、Sébastien Dégardin氏のパティスリーなどに4年間勤務。帰国後は東京の ホテルや京都のレストランに務める。2016年より、沖縄・北谷の「TIMELESS CHOCOLATE」で製造と商品開発 に携わり、2020年より「萌菓 houka」の名前で個人の活動を開始。農家や生産者を訪ね、沖縄の食材を探究しな がらイベントでのデザート提供や菓子販売を行う。
熊倉 真次 (DERBÄR)
本場ドイツの伝統的な製法を採用し、材料にもとことんこだわりながらたっぷりの時間と手間をかけて仕上げる、数年待ちのバウムクーヘンを販売。季節に合わせた絶品のジャムを作り、全国各地でスクールなども開催。夏限定で旅するかき氷屋さんとしても活動。確かな味覚とセンスにファンが絶えない。