ふとした時に割れてしまうこと。それがとても気に入ってたものだったり、大切な誰かからの贈り物だったりしたら、なかなか捨てられません。落ち込んでしまうし、元に戻したいと切に願います。そんな時に金継ぎが出来たらなぁと何度思ったことか。金継ぎは金繕いともいい、壊れた器を再利用できるように修復する技法。以前の状態に復元するだけではなく、美意識を働かせながら、美しい品に仕上げるために行います。心に余裕がないと出来ないことではありますが、一度割れて壊れたものでも、もう一度修復して、愛でられる。割れてしまったから「さよなら」ではなく、金継ぎを通して生まれ変わらせて、また新しい表情と出会う。ちょっと欠けただけかもしれないし、真っ二つに割れているものかもしれない。計算できないその割れが器に表情を創るのです。きっと仕上がった時には以前以上に愛着が湧いていることと思います。
いつも美しく繊細に仕上げてくださる、金継師の黒須ゆうかさんをお迎えして、彼女の視点と世界を感じながら今回は入門編として簡易金継ぎを皆さんと共に学びます。繕いから新しい風景を見る機会です。
開催日程(全2回)
4つの日程よりお選び下さい。
※受付終了しました
【class1】
①4月22日(木) ②5月13日(木) 10:30~13:00
【class2】
①4月22日(木) ②5月13日(木) 14:00~16:30
【class3】
①4月24日(土) ②5月15日(土) 10:30~13:00
【class4】
①4月24日(土) ②5月15日(土) 14:00~16:30
持ち物
修復する陶磁器(3個程度)、エプロン、カッターナイフ、
2回目はお持ち帰り用の箱またはしっかりとした紙袋
参加費
8,500円(全2回分/材料費込み)
講師
黒須 ゆうか(金継師)
京都市産業技術研究所の漆工コースを修了。
本来の伝統的な金継ぎと、 合成うるしを使用した簡易金継ぎの両方を行う。